不朽の迷作(?)「ベルサイユのキャバ」
〜タミ−・アントワネット物語〜
召使い「姫様、そろそろお召し替えの時間でございます。お支度を・・・」 タミー「ああ、そうだったわね。毎日毎日まるで着せ替え人形のようにドレスを着せられ 1日2回城の外に出て国民に笑顔でシッポを振り続ける暮らしには飽き飽きしたわ。 何か面白いことないかしら。・・・・あら。何だか外が騒がしいわね。何があったの?」 召使い「はい、皆食べるパンがないと騒いでいるのでございます。」 タミー「おかしなことを。パンがなければお菓子を食べればいいでしょう。」 召使い「はい、それがそのお菓子も、お菓子を作る材料もないのでございます。」 タミー「まあそうだったの。私ったら何も知らなくて・・・・。 わかったわ、私が何とかしましょう。今すぐどれみ共和国に連絡をとってちょうだい。」 |
タミー王女付きの召使い |
どれみ共和国は古くからの友好国で、おいしいパンとお菓子と素敵な洋服を作ることで有名でした。 お城には美しい3人の王女がいます。 タミーはどれみ共和国から大量のパンとお菓子を取り寄せて国民に分け与えました。 |
ベル王子 |
タミー「ああ、いいことをした後は気持ちがいいわ・・・。 あら。また外が騒がしいわね。一体どうしたの。」 召使い「はい、皆おいしいパンやお菓子を食べすぎてしまって着る服がないのでございます。」 タミー「まあそうだったの。私ったら何も知らなくて・・・。 わかったわ、私が何とかしましょう。今すぐどれみ共和国に連絡をとってちょうだい。 あ、ベル王子にもお知らせしておかなければ。」 ベル王子はタミー王女の許婚で、もうじき即位して王になる予定の方です。 タミー王女の頼みをベル王子は快く引き受け、洋服を作らせ運ぶように指示を出しました。 |
衝撃を受けるタミー王女 |
タミー「うふふふ。ベル王子ったら私のためにあんなに一生懸命やってくださって。 これが2人の最初の共同作業ね・・・キャッ♪(赤面) あら。今日は宮中が騒がしいわね。何か起こったのかしら?」 召使い「ひっ、姫様、大変でございます、ベル王子様が国を出ていかれました・・・・!!!」 タミー「な、なんですって!?どういうこと?」 ベル王子はタミー王女の頼みで何度もどれみ共和国を訪れるうちに 王国の第3王女と恋に落ちたのです。 王子はどれみ共和国の婿になることを決め、国を出てゆきました。 タミー「あぁぁぁん。ベル王子ぃ〜〜!!!!(号泣)」 |
タミー「今日はベル王子の結婚式。彼の花嫁になることをずっと夢見てきたけれど それも今日で終わりだわ・・・・。」 召使い「あ、あのう、姫様、明日はわが国の即位式なのですが・・・・」 タミー「はっ!!そうだったわ。 仮にも一国の王が国を捨て出て行ったなどということが知れたら一大事! わかったわ、私が何とかしましょう。 今すぐどれみ共和国に祝電を。 末永くお幸せに、あとのことは心配しないでとベル王子に伝えておくれ。 それから隣の部屋に行って剣を取って来てちょうだい。」 |
男装するタミー王女 |
恋に破れたタミー・アントワネットは潔く負けを認め 女を捨て男として生きてゆく決心をしました。 ベル王子の代わりに即位し、頭には王冠を、ドレスを脱ぎ捨て腰には剣をまとい これからは国民を守る騎士(ナイト)として生きる道を選んだのです。 国王となったタミーは男装の麗犬として国外にも広くにも知られ 国内外から圧倒的な支持を集めました。 タミー国王はのちに幼馴染みである隣国のコタローズガーデン伯爵と 遅い結婚をして仲睦まじく暮らしました。 どれみ共和国とはその後も変わらぬ友情を保ち続けたということです。 |
仲睦まじく散歩する二人 |
タミー国王の夫となった コタローズガーデン伯爵 |
どれみ共和国第3王女 おんぷ姫 |
どれみ共和国 ベル国王 |
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先週ギョロチン台に乗せられ オカマになりました。 女装はボクにまかせてね♪ |
タミー国王、有難う。 このご恩は決して忘れないわ。 必ず幸せになります。 |
僕の名誉も守ってくれたんだね。 君の友情に心から感謝するよ。 |
めでたしめでたし。 え!?どこが「ベルサイユ」なんだって!? ベル王子が去った→ベルサッタ→ベルサリヌ→ベルサイユ・・・・・・バ、バンザーイ!!!(^_^;) |