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似たような毛皮を着たニャンコ・・・
白地に茶色のふかふか毛皮。タヌキのようなシッポ。
そう、これが僕!!
僕はひと目で新ちゃんを「ボクのお兄ちゃん!」
この家を「ボクのおうちー!」と思ったのさ。
「うちにおいでよ。メシはうまいし姉ちゃんはきれいだよ!」
と新ちゃんが言ったかどうかは覚えてないけど・・・
ゴハンはここ、トイレはこうやって砂をかけて・・と家猫としての教育をしてもらった。
里親探しに奔走
ママ「この時点で子猫を我が家の子にするつもりはありませんでした。
うちに来ても新ちゃんにつぐナンバー2の存在にしかなれないし
ロン毛も新ちゃんで見慣れてるし・・・
この子を「うちの王子様!」として1匹だけで可愛がってくれる
「うちの猫ねえ、毛が長くてすっごく可愛いんだよ!!」と
自慢してくれるような飼い主のいる家の猫にしてあげたかったのです。」
ポスターを貼り新聞広告を出し、僕は神戸のおうちにもらわれて行きました。
2日で戻ってきた・・・
「だってえー。知らない所へ連れて行かれていきなりシャンプーされて
腹具合が悪いのに牛乳飲まされたんだもん。
ずーっと大声で鳴き続けてゲリピーとオシッコとゲロとノミを飛ばして
それでようやくボクのおうちに帰れたんだよ。
あー疲れた。やっぱり我が家がイチバンだ♪」
ママ「お、お前って子は・・・!(ワナワナ)」
晴れて新之助の弟分に・・・
ママ「2匹は離れ離れになると同時にそろってひどい下痢をしたのに
再会するやいなやあっさりと2匹とも治ってしまいました。
人なつっこい子猫だと思っていたのは大間違いで
実は私以外には誰にもなつかない超人見知りパニック猫だったのです。
出戻ってきて嬉しそうに家中を走り回り、縄張りの点検に
出かけていく姿を見てうちの子にする決心がつきました。」
一太郎と名付けました。
ママは新之助の3文字に合わせて一太郎と命名してくれた。
名前だけでも一番を入れようと思ったんだってさ。
通称「いっちゃん」。「お前がいっちゃん(一番)可愛いよ!」
という意味がこめられている。
僕はこのうちの子になったお礼に大量のノミをプレゼントしたよ。
ママはこの夏何度もノミ入りのご飯を炊き、家に帰るのが怖かったらしい。。。
子育て上手
新ちゃんは体に似合わず少食な猫。
食べ盛りの僕にゴハンをゆずってくれた。
おいしい魚やネコ缶は先に僕が食べ、お兄ちゃんは決して手をつけず
食べ終えるまでじっと待っている。
残った分は新ちゃんが食べるけど、全部食べられてしまった場合は
ドライフードを食べてた。
Last updated: 2002/8/29